転売ヤーが爆死した事件7選|気になるネットの反応は?

転売ヤーが爆死した事件7選|気になるネットの反応は?
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インターネットでモノを買うのが当たり前になった今日、AmazonやメルカリなどのECを活用した転売を生業とする人たちも増えつつあります。けれども、なかには、買い占め行為で市場を荒らす悪質な「転売ヤー」が数多く存在します。

こうした潮流に対して、それぞれの事業者も従来からの消費者を守るために転売対策を本格的に実施し始めています。その結果、粗悪な転売ヤーの事業が破綻する寸前に追い込まれることも少なくありません。ネットでは「爆死」と揶揄されています。

改めて、この記事では転売ヤーが爆死した事件をまとめています。ガンプラやポケカなど有名な商品に関する面白い出来事も紹介しているので、興味のある人たちは参考にしてみてください。

本記事を読んでわかること

  • 転売ヤーが転売に失敗して爆死した事件をしれる
  • 転売ヤーへの対策方法がわかり、参考になる
目次

転売ヤーが爆死した事件まとめ

さて、ファンの敵と言っても過言ではない「転売ヤー」が爆死した出来事には、どのようなことがあるのでしょうか?

ここでは、代表的な10の事件を紹介していきます。市場を混乱に陥れた転売ヤーに対する事業者側の本気な姿勢が垣間見れる対策も出てくるので、是非ご覧ください。

事件1 『HGUC ガンダムAN-01 トリスタン』

『HGUC ガンダムAN-01 トリスタン』は、ガンプラのファンたちには不評のモデルで、各販売店舗では在庫の山が積まれている状態でした。その理由として、デザインや作りがいまいちだったことが挙げられます。

このモデルは2004年に発売された『HGUC ガンダムNT-1 アレックス』というガンプラの一部に変更を加えただけのものなので、可動性も低いと言われています。

しかしながら、不人気なモデルにもかかわらず、『HGUC ガンダムAN-01 トリスタン』は転売ヤーの買い占めのターゲットになりました。その背景には、ガンプラファンが転売ヤーをハメようとして、このモデルを「希少価値の高い名作だ!」と騒ぎ立てたことがあります。

加えて、PS4・PS5で発売されている「ガンダムオペレーション2」というゲームで、偶然にもトリスタンが使用可能になりました。「ゲームに参戦するほどアツいキャラだから売れるに違いない!」と判断した転売ヤーはトリスタンのガンプラを買い占め始めましたが、ファンたちの間では不人気なわけですから、まったく売れませんでした。その結果、転売ヤーたちは大量の在庫を抱えて爆死するという末路を辿りました。

事件2 ポケカ「VMAXクライマックス」

2021年12月3日、ポケモンカードの新しいパック「VMAXクライマックス」が発売されることとなりました。

1パック当たり11枚入りで定価は550円ですから、「VMAXクライマックス」はスペシャルな商品として注目を集めていました。ポケカと言えば、たった1枚で数百万円という売値をつけることもあるので、新パックは転売ヤーの標的となったのです。

けれども、たくさんのユーザーが商品を購入することを予想していた販売事業者は、通常のパックよりも多めに生産していたので、高値で転売しても誰も買わないという状況になりました。具体例を挙げると、1ボックスの定価は5,500円ですから、7,000円や8,000円で売れるわけもなく、最終的に6,500円くらいまで価格を落として、やっとSOLDマークがつくような状況でした。

一見すると、多少の利益が出ているように思いますが、ECの手数料や送料を考慮すると、まったく利益が出ないので、転売ヤーの仕事は失敗に終わりました。まさに、爆死した事件だったと言えるでしょう。

事件3 遊戯王「プリズマティックゴットボックス」

2020年12月19日に発売された遊戯王の豪華カードやアイテムが多数収録されたスペシャルボックス「プリズマティックゴッドボックス」もまた転売ヤーのターゲットになりました。

実際、ファンたちからしても、遊戯王ファンにはたまらないカードがいくつも収録されており、なかでも「青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)」は注目されていました。

実際に、大手ECサイトでは、「青眼の白龍」が20,000円の買値が付いていたので、それを見た転売ヤーは「プリズマティックボックスの青眼の白龍」を探していたわけです。そして、10,000円で売られている商品を見つけた転売ヤーは利益が出ることを見越して、買い占めを始めました。

しかし、これは遊戯王のファンたちによる巧妙な罠だったんです。具体的に言うと、転売ヤーたちが手にした商品は同じデザインをした全く別な安い規格のカードだったんです。

とりわけ、青眼の白龍は、安いものでは数百円、高いものだと300万円近くもすることがありますが、遊戯王に詳しくない人たちでは差を見分けることはできません。結果として、大損した転売ヤーは爆死に至りました。

事件4 100日後に死ぬワニ

Twitterで話題になった超有名漫画『100日後に死ぬワニ』の特別グッズもまた転売ヤーによる買い占めの対象になりました。そして、「日本で1番バズった漫画のグッズが売れないわけがない!」と考えた転売ヤーがグッズを定価の数倍の値段で売り出し始めたのです。

例えば、定価650円のグッズを3,999円で売るなど、定価の約6倍もの価格が付けられているのは、かなり悪質であると言えるでしょう。ところが、『100日後に死ぬワニ』の特別グッズは転売では売れませんでした。

一連の炎上騒ぎで読者の気持ちが冷めてしまったのか、それとも「無料コンテンツ」として人気を集めたものにお金を落とす気はなかったのか、いずれにしてもファンたちが転売されているグッズを買うムーブメントにまでは発展しませんでした。その結果、転売ヤーは大量の在庫を抱えることになって爆死するわけです。

事件5 マジックザギャザリング「ドラゴンの迷路」

世界でもっとも遊ばれているトレーディングカードゲームとして有名な「マジックザギャザリング」は世界70か国にファンがいて、プレイヤー人口は約2000万人だと言われています。

その商品のなかには、「ドラゴンの迷路」と呼ばれる拡張パックがあります。しかし、「当たり」と呼ばれるカードがほとんど収録されておらず、ファンの間では「ハズレパック」として有名なんです。

それにもかかわらず、マジックザギャザリングのMTGファンたちが「ドラゴンの迷路のパック」を「これは当たりパック!」と嘘の騒ぎを起こし始めました。そして、噂を嗅ぎつけた転売ヤーはネットの情報を鵜呑みにして、買い占め行為に乗り出します。

実際、転売ヤーたちによって買い占められた「ドラゴンの迷路」は徐々に価格が高騰し始めました。SNSでも「転売屋さん買わないで!値段が上がって買えなくなっちゃう!」という声が上がりますが、これもMTGファンによる嘘なわけです。

そして、いざ転売しても、不人気パックであるために売れるわけもなく、転売ヤーはマーケットで差益を生み出すことのできない大量のカードを在庫として抱える始末になったのです。

事件6 スターバックスの福袋

2016年1月2日、スターバックス二子玉川店では福袋の販売が行われました。当店舗では108個の福袋の販売が行われましたが、転売ヤーグループが全て買い占めたことで話題になりました。店舗では購入個数制限を設けていなかったので、買い占められてしまったわけです。

転売ヤーたちの場所取りの方法も「椅子を置いておく」というようなやり方で非難が殺到しました。当時、複数のメディアでニュースとしても取り上げられていました。

冷静に考えると、マナー違反も甚だしいですよね。その後、転売ヤーグループは、福袋を買い占めた様子をインスタグラムにアップしますが、大炎上を巻き起こします。その結果、インスタのアカウントから各情報が特定されて、転売ヤーグループが使っているヤフオクのアカウントも調べられて公開されました。

その結果、転売を防止するためのイタズラ入札が相次ぎ、全く売れることはありませんでした。最初は福袋の中身をバラして高い価格で売っていましたが、次第に袋の状態でまとめて売るようになります。しかし、だれも買うわけがなく、大量の福袋在庫を抱え、爆死するという結果に終わりました。

事件7 ピザポテト

2017年4月、前年の台風の影響によりカルビーは「ピザポテト含むポテトチップスの一部商品の販売休止」を発表します。

そこで、転売ヤーは各小売店で販売している「ピザポテト」を購入して、メルカリなどのECで出品を開始します。嘘のような本当の話ですが、ピザポテトは定価の10倍以上の価格で販売されていたのです。

実際、1袋500円程度の値段が付いたピザポテトは売れていました。しかしながら、カルビーは2017年6月15日、東日本エリアでピザポテトの販売再開を発表しました。

販売開始までに半年くらいかかることが予想されていたので、それを見越していた転売ヤーは大量のピザポテトを在庫として抱えることになりました。食品なので残しておくわけにもいかず、大損害を被ることになったと考えられます。

転売ヤーの爆死に対するネットでの反応

いうまでもなく、転売ヤーの爆死に対するネットの反応は辛辣なものが多いのが実情です。

@_596_さんのツイートから引用
@d_defiantさんのツイートから引用

当然ながら、消費者からすれば、市場から悪質な転売ヤーがいなくなることは良いことに違いありません。冷静に考えると、金儲けのために手段を選ばないやり方は長続きしないのかもしれません。

近年では、SNSを介して不当なビジネスをしている人たちに対する制裁措置として、匿名で個人を特定して攻撃する人たちも増えています。もちろん、報復も違法になれば犯罪ですので、やりすぎには十分に注意する必要があるでしょう。むしろ、消費者の怒りを受けて転売防止策を業界全体で広げていくことが肝要です。

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