せどりと転売に違いはあるのか?わかりやすく解説【初心者必見】

せどり 転売 違い
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副業を始めようと考えている人たちのなかには、「せどり」に注目している人たちもいると思います。

これまで起業した経験がなかったとしても、価格差を見出せる商品さえ見つけることができれば、お金を稼げるという仕組みに期待している方もいるのではないでしょうか。

一方、せどりと似たような言葉として「転売」が挙げられます。実際のところ、両者に違いはあるのでしょうか?

この記事では、「せどりと転売に違いはあるのか?」という疑問について回答しています。物販を始めようと考えている人たちは参考にしてみてください。

本記事を読んで得られること

  • せどりと転売の違いについて正確な知識が得られる。
  • 両者の本質を簡単に理解できる。
目次

せどりと転売に違いはない

さて、せどりと転売に違いはあるのでしょうか?

結論から言えば、せどりと転売に違いはありません。両者は言い方を変えただけで、異なる市場の間に生まれる商品の価格差から利益を生み出すビジネスのことを意味しています。

例えば、中国市場で300円の商品が日本なら3,000円で売れることを予想できた場合、1商品当たり2,700円の利益を見込んで、中国のメーカーやECで商品を買い付けて、日本国内で販売するわけです。

せどりと転売に違いはない
せどりと転売に違いはない

もし、1,000個の商品が売れた場合は、単純計算で2,700,000円の利益が出ます。

一見すると、自ら商品を開発することなく、右から左へと商品を転がすだけでお金を稼げるので、リスクの低いビジネスのように思われがちですが、売れなかった場合は在庫が残ってしまうので、300,000円の赤字が発生します。

近年では、このような負債を抱えないために在庫を持たないやり方を実践する人たちもいます。俗に言う「無在庫転売」です。しかしながら、それぞれのプラットフォームでは、顧客が商品を手にできないおそれのある「無在庫転売」を禁止しているところも多いので、規約を必ず確認しましょう。

いずれにしても、せどりと転売がビジネスとして成立するためには、異なる市場における商品の売れ筋を正確に予測する能力が求められます

なお、厳密に言えば、せどりは古本屋業界で使われていた専門用語でした。すなわち、古本屋で高く売れそうな掘り出し物を見つけてきて、他の古本屋や個人に買値以上の価格で売る商売のことを意味していました。

インターネットの発展に伴って、amazonや楽天などで買い物することが当たり前になった現代では、それぞれのEC間で同じ商品であっても値段が異なることが多く、その価格差を狙ったビジネスを「せどり」と呼ぶようになったと考えられます。

せどりや転売は嫌われるのか?

また、せどりや転売に対してネガティブなイメージを持っている人たちも少なくありません。

「ネットビジネスは怪しい」という偏見だけではなく、そこには何かしらの理由があるはずです。

ここでは、せどりや転売が嫌われる原因について大きく3つの視点から考察しています。

せどりや転売が嫌われる3つの理由

  • 理由1 絶対儲かると言う人たちは信用できない。
  • 理由2 安いものを高く買わされているのが気に食わない。
  • 理由3 買占め行為で迷惑している。

理由1 絶対儲かると言う人たちを信用できない

第1に、「絶対儲かる」という人たちをそもそも信用できないといったことが挙げられます。

言うまでもなく、人間の社会では「絶対」と言えることはほとんど存在しません。とりわけ、ビジネスの世界では、りんごが熟れて木から落ちるように商売がうまくいくのであれば、だれも苦労はしないのです。

それにもかかわらず、せどりや転売に従事している人たちのなかには、SNSの広告やブログで「絶対儲かる」と宣伝している人たちがたくさんいます。もちろん、すべてが嘘であるとは言いませんが、やり方次第で良くもなれば、悪くもなるのが真実なのではないでしょうか。

そのような現実を見せることなく、都合の良いことばかりを言っている人たちがいることもあって、せどりや転売のイメージが悪くなっていると想定されます。

理由2 安いものを高く買わされているのが気に食わない

第2に、安いものを高く買わされているのが気に食わないという人たちもいるでしょう。

例えば、楽天なら1,000円で買えたのに、amazonで3,000円で購入してしまったすると、「なぜ、同じものなのにこんなに値段が違うんだ!」と損した気持ちになりますよね。

けれども、本来的には売られている場所が違えば、同じ商材でも値段が違うのは当たり前なことなのです。具体例を挙げると、コンビニで150円で売られているサイダーがスーパーだと98円で買えるのと違いはありません。

そもそも、原価や仕入れ値は販売価格よりも低いに決まっています。したがって、すべての商品は安いものを高く買わされているといっても過言ではありません。

ただ、「知っていれば損しなかった」という情報の非対称性を過度に利用している場合、せどりや転売で儲けている人たちは「消費者を騙している」というレッテルが貼られやすいと言えるでしょう。これに関しては、消費者が市場の最安値を自分で調べる以外に対策はないと言わざるを得ません。

理由3 買占め行為で迷惑している

第3に、買占め行為で迷惑しているといったことが挙げられます。

実際に、せどりをやっている人たちが転売目的でポケモンカードを買い占めたことで、一般消費者が店頭価格で買えないという問題が発生しています。ファンからすれば、転売事業者のせいで販売を待ち望んでいたものが買えなくなるのは悲しいことですよね。

金儲けのためには手段を選ばない姿勢は社会から疎まれてしまいがちです。お金と引き換えに信用を失うようなビジネスのやり方は持続可能なものとは言えないのではないでしょうか。

ビジネスモデルがわかりやすいという利点もある

とはいえ、せどり及び転売はビジネスモデルとしてわかりやすいというメリットがあります。

たしかに、安く仕入れて高く売るというのは単純明快です。だからこそ、「自分でも挑戦できるのではないか?」と考える人たちが多いのではないでしょうか。

そして、物価の違いが顕著な国で使われているECで売れそうな商品を仕入れることができれば、利益率の高い商売になる可能性はあると言えます。実際に、物販業界で中国輸入が注目されている背景として、仕入れ値を安く抑えることができるため、収益を上げやすいといった利点があることを挙げられます。

日本国内で利用されている既存のECプラットフォームで販売されている商品を分析して、売れ筋のプロダクトを見極めるリサーチ能力があれば、インターネットとパソコンだけで始められます。

そのシンプルさは脱サラを希望する人たちにとって魅力的なことかもしれません。

甘い言葉に騙されないで!

冒頭で述べたとおり、せどりと転売に違いはありません。その本質は、市場をずらすことで生まれる価格差で儲けるところにあります。商品の売買で利益を得るためのビジネスであれば、どの業態でも似たような構造を持っています。

また、一見すると、すでにあるものを買って売るだけなので手が出しやすいように思えますが、その内実は決して簡単な商売ではありません。それにかかわらず、巧みな言葉で情報商材を売りつけてくる人たちもいるので注意してください。

冷静に考えると、自分が儲かっているのであれば、他人にその術を教えて競合を増やすのは、ビジネス的にも矛盾があるように思います。いずれにしても甘い言葉に騙されないように用心しましょう。

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