みなさんのなかには、Amazon(アマゾン)を名乗る詐欺グループから迷惑メールが何度も送られてきてしつこいと嫌気が差している人たちもいると思います。利用者を陥れようとする手口は巧妙化しており、まるで本物であるかのように感じてしまうスパムメールも存在します。
加えて、そもそも複数の迷惑メールを確認すること自体が時間の無駄ですよね。実際のところ、なんとかして、なりすましのメールを防ぐことはできないでしょうか?
この記事では、Amazonを名乗る迷惑メールがしつこいときの対策3選を紹介しています。日頃からAmazonを使って買い物している人たちは参考にしてみてください。
- Amazonを名乗る迷惑メールがしつこいときの対策を学べる。
- 詐欺グループが送信する迷惑メールを見分けるコツがわかる。
- Amazonになりすました犯罪者に騙されずに済む確率が高まる。
Amazonを名乗る迷惑メールがしつこいときの対策3選
さて、Amazonを名乗る迷惑メールが何度も届いてしつこいと感じたときは、どうすればよいのでしょうか?
その対策は大きく3つあると言えます。
ここでは、それぞれのやり方について説明していきます。
対策1 ドメイン拒否の設定を行う
第1に、指定したドメインからのメールを拒否する設定を行いましょう。
Amazonになりすました迷惑メールが特定のドメインを持っている場合、「@以降」の英数字から送られてくるすべてのメッセージを拒絶することで防止できる可能性があります。
ただし、近年では、詐欺グループは複数のドメインをランダムに使用するケースも増えているので、ドメイン拒否の設定だけで完全に防ぎ切れるわけではないことに留意してください。
なお、端末の連絡先に登録されていないメールアドレスや電話番号からのメールを一括して迷惑フォルダに移動できる機能が実装されたサービスもあるので使ってみることを推奨します。
対策2 連絡先に登録されていないSMSを区別する
第2に、連絡先に登録されていないSMSを区別するという対策があります。
これに関しては、iPhoneとAndroidで操作方法が異なるので注意してください。
iPhoneで連絡先に登録されていないSMSを区別する方法
- 手順1 端末の「設定」を開く。
- 手順2「メッセージ」を選択する。
- 手順3 「不明な差出人をフィルタ」をオンにする。
Androidで連絡先に登録されていないSMSを区別する方法
- 手順1 迷惑メールを開く。
- 手順2 「スパムとして報告する」をタップする。
- 手順3 「ブロックする」にチェックしてから「スパムとして報告する」をタップする。
端末ごとに上記の設定を行うことで、連絡帳に登録されていない不審なメールを通常のSMSと区別できるようになります。
対策3 メールアドレスや電話番号を変更する
第3に、メールアドレスや電話番号を変更することで迷惑メールがストップする可能性があります。
残念ながら、Amazonになりすました迷惑メールが届くということは、あなたの個人情報が詐欺グループに流出している確率が高いことを示しています。
したがって、これからもAmazonをはじめとするスパムメールが届くおそれがあるわけです。だからこそ、メールアドレスや電話番号を変えれば、詐欺グループが保有する個人情報のリストには掲載されていないはずなので、しつこく送付されてくる迷惑メールも止まるかもしれません。
迷惑メールを見分ける3つのポイント
とはいえ、そもそもAmazonになりすました迷惑メールを見分ける手段がなければ、騙されてしまう危険性もあります。近年では、詐欺グループはまるで本物であるかのようなシチュエーションを演出するなど、手が混んできています。そこで、ここでは迷惑メールを見分ける3つのポイントについて紹介していきます。
その1 ウェブサイトのドメイン情報を確認する
はじめに、メッセージに添付されているウェブサイトのドメインを確認しましょう。
迷惑メールの場合は、amazonに似たようなアルファベットの組み合わせを使っていることが多いのですが、よく見ると綴りがおかしいものがたくさんあります。
実際に、引っかからないためにはAmazonが使用しているドメインについて把握しておくことが一番です。Amazonの公式サイトが使用しているドメインは、以下のとおりです。
Amazonが使用しているドメイン一覧
- amazon.co.jp
- amazon.jp
- amazon.com
- business.amazon.co.jp
- email.amazon.com
- marketplace.amazon.co.jp
- m.marketplace.amazon.co.jp
- gc.email.amazon.co.jp
- gc.amazon.co.jp
- payments.amazon.co.jp
上記のドメインに該当しないメールは偽物であると言ってよいでしょう。なお、Amazonのドメインについて知りたい方は公式HPに掲載されている情報を確認してみてください。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=G4YFYCCNUSENA23B
その2 Amazonが使っていない電話番号が使われている
続いて、Amazonが利用していない電話番号が使われている場合、迷惑メールと判断してもよいでしょう。
公式HPによれば、Amazonが電話番号として使用しているのは次に挙げるものだけです。
Amazonが使用しているSMSの連絡先一覧
- 09090097540
- 08021585817
- 01085264515445
そのほかの情報について確認しておきたい場合は以下のリンクにアクセスしてください。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=GAXB2FKGQUUQVWP7
その3 Amazonのメッセージセンターに記録がない
最後に、Amazonのメッセージセンターに記録がない場合、迷惑メールであると見分けることができます。
なお、メッセージセンターの確認方法は以下の通りです。
Amazonのメッセージセンターを確認する方法
- 手順1「アカウント&リスト」を選択する。
- 手順2「メッセージセンター」を選択する。
- 手順3「すべてのメッセージ」のフォルダに届いていないものは迷惑メールと判断できる。
アクセスしないように注意しよう
Amazonからの迷惑メールは利用者の不安を煽るような内容が記載されているため、焦ってアクセスしてしまう人たちも多いかもしれません。けれども、それこそが詐欺グループの手口と言ってよいでしょう。
したがって、Amazonからトラブルに関するお知らせが届いたときは、まずは事実確認を行うことが大切です。目にしている情報を鵜呑みにするのではなく、証拠や背景を丁寧に理解することで騙さないように身を守ることができるようになります。
そして、迷惑メールの被害にあったときは、すぐに家族や友人に注意喚起しましょう。みんなで騙さないように支え合うことが詐欺グループを解体する手段になるはずです。
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