インターネットショッピングが当たり前のように使われるようになった今日、Amazon(アマゾン)を利用している人たちはたくさんいます。わざわざ店舗に言って買い物をする必要がなくなり、自宅に購入した商品が届くのは便利ですよね。
しかしながら、その一方で、置き配をめぐるトラブルも多発しています。具体的に言うと、Amazonで購入した商品が勝手に家の前に積まれていたり、ポストからはみ出た状態で入れられてたりすることもあるわけです。とはいえ、実際のところ、どのように対処すればよいのでしょうか?
この記事では、Amazonで勝手に置き配された原因と対処法を解説しています。また、よくある置き配トラブルについても紹介しているので、Amazonを利用している人たちは参考にしてみてください。
- 置き配が勝手にされた原因が明らかになる。
- 置き配を勝手にされてしまったときの対処法を学べる。
- よくある置き配のトラブルに関する見識が深まる。
Amazonで置き配を勝手にされた原因
さて、Amazonで自分が頼んだ商品が勝手に置き配されてしまうのは、どうしてなのでしょうか?
その原因は大きく3つあると考えられます。
ここでは、それぞれの要因について説明していきます。
原因1 宅配ボックスが設置されている
第1に、自宅付近に宅配ボックスが設置されている場合、配達業者のスタッフが勝手に置き配する可能性があります。
配達業者からすれば宅配ボックスに商品を入れておけば、再配達の手間が省けるので時間と労力を大幅に削減できます。もちろん、顧客目線で言えば、商品を勝手に置き配されるのは、さまざまなトラブルに発展するおそれがあるので、やってはいけないことに違いありません。
けれども、配送業者のスタッフからすれば、1日何百個と商品を届けれなければいけないのにもかかわらず、不在票を何度も入れるのはめんどくさいはずです。ECで商品を購入する人たちが増えるなかで、彼ら自身の負担も大きくなっているのも事実です。
以上のような事情から、宅配ボックスが設置されている利用者の場合、商品を勝手に置いてしまうことがあると考えられます。
原因2 配達業者がデリバリープロバイダだった
第2に、配達業者がデリバリープロバイダだったことが原因であると推定されます。
デリバリープロバイダとは、Amazonが提携している下請けの配達業者のことです。それぞれの事業者によって配達の方針が異なるため、利用者の意向を無視して効率的に配送することを優先するデリバリープロバイダもいるわけです。
残念ながら、Amazonでは自分が購入した商品を届ける配達業者を指定することはできません。そのため、もし勝手に置き配されるのが嫌なのであれば、配送予定時間に家で待機していたり、コンビニ受け取りの設定をしたりすることを推奨します。
原因3 配送指示が置き配になっている
第3に、Amazonの配送指示が「置き配」になっていることが原因であると考えられます。
具体的に言うと、Amazonでは、配送に関するデフォルト設定が「置き配」を許可している状態になっています。これは利用者が不在であることが多いことから、配達業者の手間を省くための措置なのかもしれません。
したがって、自分で配送指示の設定を変更していない場合、配達業者が自分の購入した商品を勝手に自宅付近に置いて帰る可能性は極めて高いと言えるでしょう。
勝手に置き配されたときの対処法
とはいえ、配送業者が勝手に置き配したときは、どのように対処すればよいのでしょうか?
これに関しては、大きく3つの対処法があると言えます。
ここでは、それぞれの対応について説明していきます。
なお、置き配によるトラブルに対してクレームを申し出ることは全く問題がありません。泣き寝入りせずに証拠を残して、適切な対処法を実行しましょう。
方法1 配達業者にクレームの電話を入れる
はじめに、配達業者にクレームの電話を入れるという対処法があります。
これに関しては、Amazonの公式HPでも次のように記述されています。
Amazonは以下の配送業者と協力して商品をお届けしています。配送に問題がある場合は、配送業者に直接連絡してください。
Amazon『ヘルプ&カスタマーサービス』より引用(最終確認日:2022年6月17日)
上記の引用にもあるように、注文履歴から配達業者を特定して問い合わせすることを推奨します。ただし、デリバリープロバイダの場合は応対してくれない場合もあるので注意してください。万が一、損害が発生している場合は証拠を残したうえで、対応を求めることを推奨します。
方法2 Amazonから問い合わせる
続いて、Amazonのカスタマーサービスから問い合わせるという対処法があります。
具体的には次の手順で出品者にクレームを申請してみましょう。
勝手に置き配された際にAmazonから問い合わせる方法
- 手順1 Amazonのチャットを開く。
- 手順2 「注文した商品」を選択する。
- 手順3 勝手に置き配された商品を選択して「その他の問題」を選ぶ。
- 手順4 出品者メッセージアシスタントが起動したら勝手に置き配された商品を選択する。
- 手順5 「その他」の項目を選んで「配送」を選択する。
- 手順6 出品者に対して4000文字以内の文章でクレームを送信する。
配送業者ないし出品者に対するクレームは嘘偽りではなく、発生した損害に関する事実をだれが読んでもわかりやすい内容で明確に記載しましょう。
方法3 デフォルトの配送指示を変更する
最後に、デフォルトの配送指示を変更することで勝手な置き配を防止できる可能性があります。
具体的には、以下の手順で置き配をしない設定を行ってください。
デフォルトの配送指示を変更する方法
- 手順1 画面の右上にある「アカウント&リスト」をクリックする。
- 手順2 「アドレス帳」を開く。
- 手順3 「配送指示(置き配を含む」という項目をクリックする。
- 手順4 「ほかのオプションを表示」を選択する。
- 手順5 「置き配を利用しない」を選択して完了。
けれども、上記の設定を行ったとしても、必ずしも置き配がなくなるわけではありません。あくまでも、配達事業者側の方針が関わってくるので、心配な方はコンビニ受け取りや配達時間に手で直接的に受け取ることをおすすめします。
勝手に置き配されたときに発生するトラブル
なお、Amazonで購入した商品が置き配されることを知らないままだと、思わぬトラブルに見舞われるおそれがあるので注意してください。ここでは、代表的な2つの問題について説明していきます。
その1 盗難のリスクが高まる
最初に、勝手に置き配されると、商品が盗難されるリスクが高まるので注意しましょう。
実際に、商品を盗まれたときは泣き寝入りするのは禁物です。なぜなら、泥棒から継続的に狙われる危険性があるからです。だからこそ、警察に被害届けを出したうえで、可能であれば近隣に住んでいる人たちにも注意喚起することを推奨します。それによって、悪人が盗みづらい環境を作ることができます。
なお、Amazonでは、商品が盗難された場合、全額補償してくれます。基本的には、同じ商品を届けてくれるので、カスタマーサービスから補償申請の手続きを行いましょう。
その2 商品が破損する
続いて、商品が破損する危険性があるので気をつけてください。
置き配の場合、商品が自宅前などの外に置かれるので雨や風の影響を受けやすいと考えられます。加えて、食品であると、カラスや猫に食べられてしまうおそれもあります。
なお、購入した商品が破損していた場合、返品や交換の対象になる可能性があります。具体的には、30日以内であれば、Amazonのカスタマーサービスが対応してくれるので、問い合わせてみるのも良いでしょう。
自分の手で受け取りしよう
自分が購入した商品を勝手に置き配されるのは困りますが、配送業者の状況から防ぎようがない場合もあります。「宅配クライシス」という社会問題があるように、今後拡大するEC市場に対して物流の機能が追いつかない可能性は十分にあるでしょう。
その意味では、必ずしも利用者が望む配達方法を選択できないかもしれないわけです。だからこそ、トラブルを回避するためには、指定時間に自分の手で直接受け取ることが一番だと思います。あるいは、コンビニ受け取りなどの手段もなるので、置き配に対してネガティブな印象がある人たちは試してみてください。
コメント